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スイッチング電源の電流リップルが大きいのはなぜですか?

そうすると出力キャパシタの電圧が低下するため、出力電圧を設定電圧まで戻すためにスイッチング電源はかなり高い電流を出力キャパシタに供給しなければなりません。 スイッチング電源内のコンバータの電流制限によっては、出力キャパシタを再充電するのに数サイクルかかる場合もあります。 電流リップルが大きい場合、もう1つ問題があります。 たとえば、電流リップルがDC出力電流の約5%を超える場合、スイッチング電源がこの電流値をエラー状態とみなし、過電流保護機能により電源をシャットダウンするかもしれません。 負荷のパルスレートが電源のスイッチング周波数と調和関係にある場合、制御ループが不安定になる可能性があります。 また、電流リップルが大きいとスイッチング電源の出力に負担がかかり、寿命を縮める原因にもなります。

リップル電流とは何ですか?

リップル電流とは何ですか?. コンデンサにおけるリップル電流は、主に電源回路で IC への負荷電流が変動することにより、コンデンサに流れる電流のことを指します。. このとき、コンデンサには ESR と呼ばれる抵抗成分があるため、リップル電流によりコンデンサが発熱します。. アルミ電解コンデンサなどでは、発熱による温度上昇がある値(メーカーにより異なる)に達する電流値をコンデンサに流すことができる最大電流値として規定しています。. これを許容リップル電流といいます。.

スイッチング・レギュレータのリップル電圧を小さくするにはどうすればよいですか?

スイッチング・レギュレータのリップル電圧は、式1 の様に表すことができます。 この式から、インダクタのリップル電流(ΔIL)が大きくなると、リップルが大きくなることがわかります。 インダクタのリップル電流は、負荷が必要とする電流の40%で定義されます。 従って、FPGAなどのデジタル回路が要求する電流値が増えると、リップルは大きくなります。 低電圧・大電流化が加速している現状、インダクタのリップル電流を小さくすることは出来ない為、式1 の他の項目でリップル電圧を小さくする必要があります。 スイッチング・レギュレータのリップル電圧を小さくするには 式1のインダクタのリップル電流以外の項目は、次の3つになります。 出力コンデンサの等価直列抵抗 (ESR) 出力コンデンサの容量 (Cout)

リップル電圧を小さくするにはどうすればよいですか?

出力コンデンサの容量 (Cout) スイッチング周波数 (fsw) これら、3 つの項目を調整することで、リップル電圧を小さくすることが出来ます。 1.出力コンデンサのESRについては、式1の「リップル電流xESR」からわかるようにESRに比例して大きくなるため、ESRの小さいセラミック・コンデンサーを使用いただくことで小さくすることが可能になります。 2.出力コンデンサの容量については、式1の分母に入っている為、出力コンデンサーの容量を大きくすることでリップルが小さくなることを理解いただけると思います。 容量を増やすには、セラミック・コンデンサを多く搭載することで実現できます。 ただ、ボード面積が大きくなりますし、コスト増となるので搭載数は、最小限に抑えたいです。

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